月1回開催している読書会では、その本の担当になった人が簡単なレポート(作者経歴や小説の感想など)を発表し、その後、みんなでそれぞれどう読んだか語り合っています。毎回発見があるのはもちろんですが、小説が立体的に見えてくる面白さがあります。

−これからの予定−
2018年
 4/27
(金)
「蒲団」
田山花袋/作
5/25
(金)
 
「舞姫」
森鴎外/作
 6/22
(金)
「和解」
志賀直哉/作
7/27
(金)
 
「忘れられた巨人」
カズオ・イシグロ/作
 8/25
(土)
「歯車」
芥川龍之介/作
9/未定
(金)
 
「苦海浄土」
石牟礼道子/作
時間:13時半〜15時半
場所:町田市民フォーラム3F 多目的実習室
参加費:500円

 ※)読書会への参加申込みの連絡は必要ありません。
   興味のある方は直接お越しください。
   (年会費:1,000円)




  こんな本を読みました 

「蒲団」
「山月記」 「異端者の悲しみ」 「みずうみ」


「蒲団」
田山花袋/作
2017年4月27日
 文学史や私小説、一人称や三人称についての話。わからないから女性については書かず、主人公を細かく書いたことで逆に女性が生き生きと描けたのかも、との話に感嘆。また、小説や主人公がどうしても受け入れられなかったという意見もありました。
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「山月記」
中島敦/作
2017年3月16日
 高校の教科書に載っているだけあってその頃にちょうど向き合う事なのに、中高年の今、まさにそういう自分に向き合っていると意見が。また、中高年だから違う読み方ができ、虎を病気と読んだという意見もあり、納得。虎になることを老いることと重ね、避けられないならば、これからどう生きるかということも考えさせられました。
 <2018年3月24日 まちだ図書館まつりにて>  大学生や高校卒業したばかりの若者も参加してくれた読書会では、大学生の「自嘲は自虐のこと。他人にできないって批判されたくなくて、自分はもうこんなに下にいるんだからこれ以上何も言わないで、とガードしてるだけ」との意見に目から鱗。頼もしかったです。
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「異端者の悲しみ」
谷崎潤一郎/作
2017年2月23日
 章三郎はめちゃくちゃなことをしているようだけれど実は真面目。自分で異端と思っているだけで異端ではなく、ただ他者との距離が遠いので、死の床につく妹や友人に対してもあんなこと(本を読んでね)を言えてしまうのでは。また、ヒーローになりたいとかじゃなく、あくまでも自分の気持ちに正直に作者は書いている。自叙伝としてはおもしろい、との意見も出ました。
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「みずうみ」
川端康成/作
2018年1月26日
 新潮文庫の裏に「ストーカーを扱った異色の変態小説」というようなことが書かれていたが、若い頃はこういうもので、大人になって視界が広がってトランスフォーム(変体)する小説かと思った、という男性メンバーの意見。もしかしたら、宮子と老人の章は主人公の妄想なのかも、というおもしろい視点の意見も出て盛り上がりました。
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