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★ 読書会の記録 ★
2009年

「砂糖」
野上弥生子/作
2009年12月18日
 こういう女性っているよね、というところからとりあげた作品。時代は戦争中、舞台は軽井沢の別荘地。遠いようで身近な作品でした。

「ヴィヨンの妻」
太宰治/作
2009年11月20日
 読解以前に、男女の関係についての非常に深い話になりました。勉強になりました。

映画「砂の女」
 (ディスカッション)
2009年11月6日
 すごかった。1964年制作。カンヌ映画祭で賞をとっていますが、まさか日本では今もああいう生活をしていると思われたとか? 小説の後に作られた映画が、作品として更に発展しているのがわかりました。役者が小説をどう読解しているのかを考えるのも面白かった。男性参加者は感動しておられましたが、女性の目にも岸田今日子の姿が焼き付いています。

映画/漫画「コドモのコドモ」
 (ディスカッション)
2009年10月30日

 映画を観て、涙ぐんでしまった方も多かったとか。出産については、原作の漫画にも映画にもそれぞれ考えさせられました。漫画は、年明けにお呼びする、さそうあきらさんの作。


「砂の女」
安部公房/作
2009年10月16
 女性であっても、つい男性(主要な作家はたいてい男性だし、主人公も男性)に共感しがちですが、女性に関心を持てたところが収穫。安部公房は他の作品でも女性(他者)との距離を意識的に書いているのですね。ある意味、女性との共生の道を真面目に模索していたのかも。ただ、女性と距離があるというご意見もあり、そう言われると「砂の女」というタイトルも怪奇モノみたいですね。太宰治「ヴィヨンの妻」と対照的という意見も。

作家 吉目木晴彦さん
 (講演会)
2009年9月5日
 創作について密度の高いお話でびっくりしました。情報の詰まった講演、また、ぶれない作家の視点からのお話だったと思います。読書会のあと、作家のお話を聞けるなんて、とても贅沢。情報を知って外部から参加して下さった方もいました。

映画「ユキエ」 (原作「寂寥郊野」)
 (ディスカッション)
2009年8月29日
 小説とだいぶ違う印象。映画との表現法の違いを実感しました。

「寂寥郊野」
吉目木晴彦/作
2009年8月28日
 芥川賞作家の吉目木晴彦さんがお近くにお住まいだと聞き、その作品を読んでみることに。ディスカッションでは、読み込むほど奥が深く、噛むほどに味のある作品だということがわかりました。

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